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さくら構造では、上司と部下のミスマッチを防ごうと新たな取り組みを開始。社員の渡辺さんは上司から任される仕事量に悩んでいて、相談しても解決しないので辞めるしかないかなとも考えたという。そこで年に一度の異動の機会に活用したのが上司選択制度。上司活用マニュアルという、上司の特徴などをまとめた資料を社員は自由に閲覧できる。渡辺さんはこのマニュアルに「社員の働きやすさを最優先している」と記載されていた菅野班長のもとへ異動した。異動前の元上司、山田班長も「気を付けていかなければいけないことなので、自分の学びになった」と話していた。この上司選択制度を導入すると、離職率が11.3%から0.9%に減少したという。渡辺さんは異動で山田班長の弱点や良さを改めて実感したそうで、翌年再び山田班長を上司に選んだという。さくら構造の社長は「経営者も上司も、社員から選ばれているという気持ちを持つ」などと話していた。