報道ステーション (ニュース)
20日のキリスト教復活祭に合わせて一方的に停戦を宣言したロシアのプーチン大統領。ウクライナの停戦に向けた本気度を見るという狙いだったがゼレンスキー大統領は停戦中にロシアから2935回の攻撃があったと主張、ロシア側もウクライナの停戦違反の攻撃が4900回あったと主張している。この状況でもトランプ大統領は強気の姿勢を崩さず。20日、自身のSNSに「うまくいけばロシアとウクライナは今週中に合意するだろう」と投稿した。自信の背景には今トランプ政権がウクライナへ提案している戦争終結案が。ロシアが一方的に宣言したクリミア半島の併合をアメリカ政府が承認することやウクライナのNATO加盟を排除することが盛り込まれているとみられている。ウクライナは戦争終結には「全領土の回復が条件」としてきたが17日にパリで行われた米欧ウクライナ停戦協議では機密文書としてウクライナ側に「クリミア譲歩」を迫る案が提示されたという。アメリカ政府はこれらの案に対するウクライナ政府の回答を待っている。