“産業のコメ”エチレン不足 減産で価格上昇 広がる影響

2026年3月23日放送 22:21 - 22:24 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト (ニュース)

戦争が長期化すると、さらに影響は広がる懸念がある、埼玉県三郷市の町工場では化粧品や調味料を入れるためのプラスチックボトルなどを製造している。これらの原料はプラスチック製品に多く使われるポリエチレン。この原料のエチレンは原油から作られている。原油が加熱生成されるとガソリンやナフサなど、さまざまな石油製品になる。このナフサをさらに精製すると基礎化学品のエチレンなどができる。日本はナフサのおよそ6割を輸入、そのうちの7割ほどをUAEなどの中東に頼っているのが現状。このナフサの調達懸念がでている中、ナフサを使ったエチレンを減産する動きが広まっている。例えば、出光興産は千葉県と山口県の生産設備で減産を開始。三菱ケミカルや三井化学などもエチレンの減産を始めた。取材した町工場にも原材料メーカーから現行価格のおよそ3割にあたる値上げを通達された。この負担額の増加がメーカーに卸すときの価格に転嫁すれば消費者が手にする最終製品の価格が上がる可能性もある。さまざまな製品に使われるため産業のコメとも呼ばれるエチレンプラスチック製品をはじめ、衣料品や水道管に使用される塩化ビニール樹脂にも使われる。ただ、この塩化ビニール樹脂については信越化学工業が4月1日の納入分から1kgあたり30円以上値上げすると発表。従来と比べて2割ほどの値上げとなる。


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