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米国のトランプ次期大統領の就任式がおよそ2時間後に迫っている。就任初日から100本の大統領令に署名すると明らかにするなど早速、異例の動きを見せている。就任式が行われる首都ワシントンは今、強烈な寒波に見舞われ20日は最高気温も氷点下予想。本来、議事堂の外で行われるはずの就任式が40年ぶりに屋内での開催に変更となった。入場チケットは22万枚配布されていたが収容人数は600人ほどのため多くの支持者が入れない状況に。就任を前に支持者らの前で演説を行ったトランプ氏。大口の献金者らを招いた夕食会では早速、トランプ節が。大統領が即座に行政命令を下せる大統領令。4年前にバイデン大統領が就任初日に署名した9本と比べても今回の100本近くは異例の数。関税の強化や不法移民対策などに署名する方針でその中の1つが動画投稿アプリTikTokに関する大統領令。中国系企業が運営するTikTok。米国国内のユーザーは1億7000万人以上に上っているがバイデン政権下で安全保障上の懸念があるとして利用を事実上、禁止する法律が成立していた。すると、発効を前に18日夜からサービスが停止に。トランプ氏は就任初日に法律の施行を猶予する大統領令を出す考えを示しTikTokは利用停止から1日も経たずに復活した。トランプ氏は「米国が合弁事業の形で50%の所有権を持つべきだ。そうすればTikTokを救える」と主張している。トランプ氏が最も力を入れたいと話したのが不法移民への規制。トランプ氏は急増している不法移民によって国内の治安が悪化していると主張している。現在、米国に住む不法移民は推計およそ1100万人。首都ワシントン近郊の街にも大勢の不法移民が暮らしている。移民の強制送還を巡っては労働力不足による賃金上昇が価格に転嫁されインフレを招くとの指摘も出ている。就任後、異例の数の大統領令に署名する見通しのトランプ氏。