“認知症を予防”最新AIで実現へ

2025年6月21日放送 10:31 - 10:46 テレビ東京
ブレイクスルー (ブレイクスルー)

今日は脳に関するスタートアップ。本日の開拓者はスプリンクの青山裕紀。青山は、認知症や脳卒中など脳の課題を見える化して適切にアプローチすると話す。一体どんなものか早速見せてもらった。記憶や空間認知に関わる海馬という部位が認知症の人は萎縮が進行しているという。しかし目視での判別が難しいため画像診断だけでは誤診や見落としが生じる可能性がある。スプリンクでは膨大なMRI画像をAIに学習させてきた。そのデータを基にAIが解析し、脳の健康状態を見える化するソフトウェアを開発した。AIがMRI画像を解析し海馬の体積を算出。算出した海馬の体積は、同年齢の平均値をグラフで比較。 自分の脳の状態を正確に把握することができる。さらに将来を予測することができる。医師の診断をサポートすることができるこの技術。事前に脳のMRIを撮影していた相場が認知機能テストに臨む。出題される問題は全5種類で所要時間は約10分。MRI画像と認知機能テストを解析し、相場英雄の脳の状態を見える化。結果は、認知機能もAで将来予測も現在の脳機能を維持ということで問題はなかった。脳を見える化するスプリンクの技術は100以上の医療機関で導入。トヨタ自動車が2024年から認知機能テストを健診に標準採用した。青山は、オールインワンでやっている会社は世界中で私たちだけだと話す。
脳の状態を見える化する脳のヘルスケア。その先頭に立つ開拓者に作家・相場英雄が切り込む。なぜ認知症予防をビジネスにしたのか利かれた青山は、適時適切に診断・予防する世界を作り出すことによって診断が付かない、見落とされる患者や家族に貢献できるなどと答えた。青山はもともとキーエンス出身。入社2年目の24歳で最年少トップセールスを記録。華々しい成績を残していたが、2015年キーエンスを退社。父・重造さんは長年脳の疾患に悩まされていた。10年に渡りいくつもの病院で検査したが、原因は特定できなかった。父と同じように苦しむ人を救いたいと青山は2017年スプリンクを起業した。総務省がICT分野の創出プログラムとしてスプリンクに約3200万円の支援を行った。青山は当時について、医師は対して賛同していない、「君は何もわかってないね」と50人に49人が、解きほぐしていくために日本中を走り回って見つけて、分かってくれる医師が何人もいる、そういう医師にまず使ってもらいながら、などと説明した。青山は、もともとキーエンスにいたときにハードウェアを売っている会社なので非常に利益率は高いが裏側は細かい物流の管理が決まっている、ハードウェアビジネスの経営の難易度を考えながらソフトウェアに移ってきたというのもあると語った。
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