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国連総会に出席するため世界の首脳が訪れているニューヨークやその周辺の複数の場所で通信を妨害できる機器が発見されたとシークレットサービスが明らかにした。外国の関与が疑われるという。シークレットサービスはニューヨーク市全域の携帯電話基地局の機能を停止させたりニューヨークを訪れている各国首脳の監視に利用される可能性のあった企てを未然に不正だと発表した。発見されたのは300台以上のサーバーと10万枚を超えるSIMカードで、クイーンズ地区にあるアパートの空き部屋やウエストチェスター、コネチカット州、グリニッジ、ニュージャージー州などなどニューヨーク市を囲む複数の場所で見つかった。極めて強力なシステムで緊急通報を含むニューヨーク市全域の携帯電話の通信サービスを妨害するため使われた可能性があるという。このいわゆる「SIMファーム」は1分間に3000万通のメッセージを送信できる。回線を乗っ取るサービスの妨害行為が発生していた可能性がある。この工作は中国政府とつながりがある。当局は今年に入ってから3人が受けた匿名の脅迫電話についての捜査でこのSIMファームを発見した。脅迫を受けた1人は大統領に直接アクセスできる人物だ。これまでに身柄を拘束された人物はおらず、国連が標的になった証拠も見つかっていない、などと伝えた。