2025年9月24日放送 10:05 - 10:55 NHK総合

キャッチ!世界のトップニュース
ルワンダと向き合うアーティスト

出演者
望月麻美 川口由梨香 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像とキャスターらの挨拶。

(ニュース)
NATO侵犯のロシア軍機 トランプ氏撃墜支持

ヨーロッパでロシアの無人機や戦闘機による領空侵犯が相次いでいる。米・トランプ大統領はNATOの加盟国の領空に侵入した場合、撃墜を指示する考えを示した。ウクライナのゼレンスキー大統領と会談したトランプ大統領は自らのSNSに”ウクライナはヨーロッパの支援があれば元の姿を戦って勝ち取る状況にある”と投稿した。トランプ大統領はポーランドとエストニアにおいてロシア軍による領空侵犯が相次いでいることをうけて強い対応を呼びかけた。ゼレンスキー大統領はトランプ大統領の介入で流れが変わると語る。

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デンマーク 空港上空に無人機 緊急閉鎖

デンマークで首都コペンハーゲンの空港が23日、緊急閉鎖された。空港上空で複数の無人機が確認されたため、同じ頃、ノルウェーの首都オスロの空港上空でも数機の無人機が確認された。デンマーク・フレデリクセン首相は深刻な懸念を表明した上で「ロシアが関与した可能性も排除できない」と述べた。ロシア側は無人機を飛ばしていないと否定している。デンマーク当局は1機も迎撃しなかった。かなり大型の無人機であったため撃ち落とさなかったという。デンマークが警戒体制をしいていたのと同じ頃、オスロ空港上空でも2機の無人機が確認された。最近ヨーロッパではロシアの無人機の侵入が相次いでいて、9月9日にはポーランド上空を20機ほどの無人機が飛行。その4日後にはルーマニア上空でロシアが送り込んだ飛行機が先週金曜日にはエストニアでも戦闘機が確認されている。昨夜の出来事にロシアが関与していると断言することはできないが、デンマーク当局はその可能性も排除できないとしている。

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NATO“あらゆる手段で防衛”

NATOはロシアの戦闘機が先週領空を侵犯したとするエストニアの要請を受けて23日、理事会を開きロシアに全責任があると非難した。領空侵犯が続けばあらゆる手段で防衛するとしている。ピストリウス国防相は「私たちに必要なのは冷静さを失わず適切に対応することだ」と述べた。ルッテ事務総長は「領空侵犯した戦闘機を攻撃し戦闘になるかは手に入れた情報でその航空機がどれほど危険かを見極め、リアルタイムで判断する」と語る。約2週間前ロシアの無人機によるポーランドへの領空侵犯では危険があったため撃墜した。ピストリウス国防相は冷静さが大事だと語る。NATOが焦点をあてるのは無人機への効果的な防御の構築だ。

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詳しく 領空侵犯相次ぐ 試されるNATO

ヨーロッパで相次ぐロシア軍による領空侵犯。NATOはその結束力やロシアへの抑止力をためされている。ロシア軍による領空侵犯は今月10日にかけてロシア軍の無人機がポーランド領空を侵犯。13日にはルーマニアの領空を侵犯、19日にはロシア軍の戦闘機3機がエストニアを領空侵犯。デンマークとノルウェーで目撃された無人機はロシアが関与しているかわかっていない。デンマークのフレデリクセン首相は「ロシアによる関与を排除できない」と述べた。ロシアの思惑は?アメリカのシンクタンク戦争研究所はNATOの防空能力と政治的意思を試しているとの見方を示している。将来NATOとの衝突が起きた時に備えNATOが軍事的にどう対応する能力があるのか、どう行動すると決定するのか試しているという。ウクライナ支援を続けるNATO加盟国をけん制するとともにNATOの結束の不安定化、欧米の温度差をあぶり出す目的もある。領空侵犯を受けたポーランドのほか、スウェーデンは意図的であろうとなかろうとただちに撃墜する考えを示している。NATOのルッテ事務総長は「状況や戦闘機・無人機の脅威を分析する」と述べている。アメリカのトランプ大統領はNATO加盟国の領空に侵入した場合、撃墜を支持する考えを示した。ロシアへの苛立ちをつのらせていることの表れだとみられているがアメリカが支援するかどうかは状況によると述べるにとどまった。NATOには加盟国が攻撃を受けた場合、全体への攻撃とみなし対応をとる集団的自衛権の行使を定めた第5条がある。ロシア軍による領空侵犯があった場合、どこから攻撃とみなすのか集団的自衛権の行使はあるのか、明確な一致した方針を打ち出せるか試されている。望月麻美は「ロシア軍による領空侵犯は事態のエスカレートや誤算のリスクをもたらす。緊張をこれ以上高めないためにNATOの結束が試されている」などと述べた。

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トランプ氏 “成果アピール 国連批判”

ニューヨークの国連本部で各国首脳らによる国連総会での一般討論演説が始まっている。トランプ大統領は演説で自らが世界各地の紛争を集結させたとアピールする一方、パレスチナの国家承認やロシアに対する関係国の対応を非難。そして国連も期待に応えていないと批判した。国連が主導する気候変動対策に対し「世界で行われた最大の詐欺行為だ」などと主張した。トランプ大統領は「国連ではエスカレーターが止まった。体調が悪かったら妻は転んでいたでしょう。プロンプターも故障した。国連ではエスカレーターもプロンプターも満足に動かない」などと述べた。ウクライナ侵攻とガザ紛争にも触れパレスチナを国家として承認したイギリスなどの国々を批判した。ウクライナ侵攻をめぐってはロシアへの制裁強化を示唆しているがヨーロッパがロシアの原油購入をやめることを条件としている。割り当てられた時間の約4倍演説を行った。対決姿勢と自画自賛が際立った。移民問題については従来の主張を変えず「ヨーロッパを中心に世界を破壊している」と述べた。気候変動について「地球温暖化はでっち上げ」と述べた。北海原油の採掘を進めないイギリスを非難。約1時間におよんだ演説では各国の主導者を非難する一方、自らを自画自賛した。

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ワンポイント アメリカ離れで 国連岐路

国連の演説でもアメリカ第1主義に一貫していた。そして今回は自らの支持者ではなく各国の代表に向けて語ったかたちだった。トランプ大統領が特に強調したのが移民問題と気候変動問題だった。トランプ大統領は「自由を享受してきた国々はこの2つに関する方針で急速に色あせている。もし再び偉大になりたければ強固な国境と伝統的なエネルギーが必要だ。」と述べた。国際協調を議論する国連の場で真っ向からそれを否定するもので、ニューヨーク・タイムズは「トランプ大統領が世界の指導者たちにレクチャーした」と皮肉交じりに伝えている。グテーレス事務総長はトランプ大統領より前に行った演説で「国連は道徳の羅針盤であり平和への力であり国際法の守護者であり危機にある人たちの生命線だ」としてその重要性を訴えた。国連は国際の平和と人権、SGDsを3本柱としている。しかしトランプ政権は発足後、国連に対し「国際平和」を実現するという目的に集中すべきだと繰り返し主張している。トランプ大統領とグテーレス事務総長は演説のあと会談した。トランプ大統領は「我が国は100%国連を支持する」と述べ、ここでは演説と打って代わり柔和ムードが演出された。一方でトランプ大統領は「国連が持つ平和への可能性は非常に大きいからだ」と述べ、やはり平和の実現に重点を置いたかたちで、双方の隔たりは大きいことに変わりない。国連は戦後80年、地球規模の課題に取り組んできた。その枠組を主導してきたアメリカが距離をとっている今、今後枠組みをどのように機能させていくのか国連は岐路に立っている、などと伝えた。

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“通信混乱の企て 未然に防いだ”

国連総会に出席するため世界の首脳が訪れているニューヨークやその周辺の複数の場所で通信を妨害できる機器が発見されたとシークレットサービスが明らかにした。外国の関与が疑われるという。シークレットサービスはニューヨーク市全域の携帯電話基地局の機能を停止させたりニューヨークを訪れている各国首脳の監視に利用される可能性のあった企てを未然に不正だと発表した。発見されたのは300台以上のサーバーと10万枚を超えるSIMカードで、クイーンズ地区にあるアパートの空き部屋やウエストチェスター、コネチカット州、グリニッジ、ニュージャージー州などなどニューヨーク市を囲む複数の場所で見つかった。極めて強力なシステムで緊急通報を含むニューヨーク市全域の携帯電話の通信サービスを妨害するため使われた可能性があるという。このいわゆる「SIMファーム」は1分間に3000万通のメッセージを送信できる。回線を乗っ取るサービスの妨害行為が発生していた可能性がある。この工作は中国政府とつながりがある。当局は今年に入ってから3人が受けた匿名の脅迫電話についての捜査でこのSIMファームを発見した。脅迫を受けた1人は大統領に直接アクセスできる人物だ。これまでに身柄を拘束された人物はおらず、国連が標的になった証拠も見つかっていない、などと伝えた。

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“国家承認”ヨルダン川西岸地区の反応は

国連本部で開かれた会議で、フランスなどが相次いでパレスチナの国家承認を発表した。ヨルダン川西岸地区でパレスチナ人は、より希望に満ちた未来が築き上げられることを期待している。オーストラリアなどが国家承認にでたことに反対する人はほとんど見つからない。ほかの西側主要国が、国家承認の決定を下すか見守っている。一方、ネタニヤフ首相は今週にも対応を発表すると述べている。

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休止のトーク番組 再開へ

保守系の若手政治活動家、チャーリー・カーク氏が殺害された事件をめぐる人気コメディアンの発言によって休止となっていたトーク番組について、ABCテレビの親会社は再開を決めたと発表した。連邦通信委員会のトップが休止に先立って、ABCテレビの放送免許の取り消しを示唆したほか、トランプ大統領も免許取り消しに言及し、政権によるメディアへの圧力や言論の自由をめぐる議論に発展している。

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ザ・パーソン
激動の世界と向き合う 画家・鈴木掌

きょう紹介するのは、画家の鈴木掌さん。ルワンダと日本で活動していて、業界の垣根をこえて注目される作家。鈴木さんが特に力を注いでいる取り組みは、ルワンダの子どもたちに絵を描いてもらい、それを買い取って日本などで販売。収益を子どもたちに還元するプロジェクト。

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ルワンダの子どもを アートで“救う”

東京・渋谷で開かれている鈴木さんの個展。ライブペインティングを披露していた。1時間ほどで力強いライオンを描いた。訪れた人たちは鈴木さんの独自の色彩感覚とユニークな表現に見入っていた。その会場の一角に展示されているのは、ルワンダの子どもたちが描いた作品。1枚3万円~7万円ほどで販売されている。ルワンダは1994年に民族間の対立から約80万人が犠牲となる集団虐殺が起きた。その後2000年代に入り、アフリカの奇跡と呼ばれる経済成長を遂げる。しかし、国民の約半数が貧困ライン以下の生活を送っているとされている。鈴木さんがルワンダをはじめて訪れたのは、2011年。ファッションデザイナーとして現地の人に服作りを押していた。その後、自身の描いた絵が評価されたことで画家に転身。2019年からルワンダを定期的に訪れて、子どもたちに絵を教えるようになり、自ら絵を買い取って販売するプロジェクトを立ち上げることにした。誰かに販売する前に自分が買い取るという活動をはじめるきっかけとなった、忘れられない経験がある。当時16歳のデイビッドさんは幼い頃から病に苦しんでいたが、経済的な理由で十分な治療を受けることができていなかった。デイビッドさんを救いたい、鈴木さんはデイビッドさんの絵を売ることで高額な治療費を集めようと動き出す。しかし、その矢先デイビッドさんは病状が悪化して亡くなった。鈴木さんは救いたいと思ったらすぐに救わないとだめだと思い、全部買い取るという行動にでたという。プロジェクトをはじめて6年、実際に生活環境が変化したという人もいるとのこと。いまプロジェクトに参加しているのは約40人、販売した絵は500点以上。鈴木さんは、子どもたちの絵などを展示する美術館をルワンダにつくるほか、活動をアフリカ全土に広げたいと話していると伝えられた。鈴木掌さんの個展「キエナイヒカリ」は、「ShinQs Gallery 5」で10月1日まで開催され、その後、名古屋でも開催されるとのこと。

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(ニュース)
仏 自分のゴミは自分でゴミ収集所に

ゴミ収集車による回収を辞め、住民が自分で集積所までゴミを運ぶ自治体がフランスで増えている。自治体が辞めた理由は予算が確保できないから。一方で不便になった住民は「ニオイがひどい」「集積場の衛生状態が悪化している」などと訴えている。男性が住む地区では約2年前からゴミを集めるトラックが来なくなった。住民はカードを使って開閉できる収集ボックスが設置されており、いつでも使用可能。公共サービスは1つ減るが、住民の仕事が増える。ゴミの処分にかかるサービス税は下がるどころか逆に新しいシステムを導入したことで過去2年で15%も増加した。100キロ離れた場所でも同じシステムが導入されているが、収集ボックスを開く回数にも上限が設けられている。ある夫婦は年間の上限が26回のため15日おきにしかゴミを捨てられない。ゴミの量そのものを減らすのが目的だが、「努力しても報われないシステム」と住民は不満を漏らす。SNSではゴミが放置された収集所やうんざりしている住民の映像が度々見られる。住民の問題なのかシステムに問題があるのか。料金は上がる一方でシステムも問題だらけだが、自治体は「予算を考えるとこの方法しかない」と話す。

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(エンディング)
自慢の仮装で大空へ

サルの衣装を身にまとい走って大空へ飛び立った。フランス南東部・アルプス山脈の麓で仮想してパラグライダーをするイベントが開かれた。不死鳥の衣装を着た人や、カエルの衣装で飛び立つ人も。このイベントは50年ほど前から毎年開催されているという。

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(番組宣伝)
世界!オモシロ学者のスゴ動画祭11

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魔改造の夜

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週刊情報チャージ!チルシル

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新プロジェクトX〜挑戦者たち

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