デンマークで首都コペンハーゲンの空港が23日、緊急閉鎖された。空港上空で複数の無人機が確認されたため、同じ頃、ノルウェーの首都オスロの空港上空でも数機の無人機が確認された。デンマーク・フレデリクセン首相は深刻な懸念を表明した上で「ロシアが関与した可能性も排除できない」と述べた。ロシア側は無人機を飛ばしていないと否定している。デンマーク当局は1機も迎撃しなかった。かなり大型の無人機であったため撃ち落とさなかったという。デンマークが警戒体制をしいていたのと同じ頃、オスロ空港上空でも2機の無人機が確認された。最近ヨーロッパではロシアの無人機の侵入が相次いでいて、9月9日にはポーランド上空を20機ほどの無人機が飛行。その4日後にはルーマニア上空でロシアが送り込んだ飛行機が先週金曜日にはエストニアでも戦闘機が確認されている。昨夜の出来事にロシアが関与していると断言することはできないが、デンマーク当局はその可能性も排除できないとしている。