ワールドビジネスサテライト (ニュース)
値動きが少ない時間が続いていたが日本時間の午前10時前にはドル円相場が一気に1円以上、円安に振れ一時156円台前半まで円安ドル高が進む場面が。その要因となったのがトランプ氏だった。メキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課す考えを表明。米国のインフレを懸念する見方が広がりドルを買う動きが加速した。この発言は、株式市場にも影響した。取引開始後、上昇していた日経平均株価。ただ、トランプ氏の発言が伝わると一転下落に転じる場面があった。終値では、結局125円上昇して取引を終えた。関税をはじめとするトランプ氏の発言にしばらく市場は神経質な動きが続きそう。野村証券・西哲宏執行役員は「中国に対する関税の話がどう出てくるのか1つリスク要因かなと思っている」などと話した。