ZIP! NEWS ZIP!リポート
ミスタープロ野球と呼ばれ、ファンを魅了してきた長嶋茂雄さん。誰よりもファンを大切に、最後まで野球に寄り添い続けた89年の人生を振り返る。1958年に巨人に入団し、背番号3を背負いルーキーで史上唯一HR・打点の二冠王を獲得し、新人王に輝いた。1959年昭和天皇と香淳皇后が見守ったプロ野球史上初の天覧試合でサヨナラホームラン。この勝負強さが持ち味だった。人気を集めたのは王貞治さんとのONコンビ。2人の活躍で9年連続日本一を達成。V9と呼ばれる巨人の黄金期を築いた。長嶋さんが大切にしていたのは魅せる野球。守ってはサードで華麗な守備。バッティングではヘルメットの落ち方を研究。さらにホームランを打つとスキップでホームイン。1974年10月、現役最後の日。後楽園球場に入れないファンはビルの屋上から見るほどだった。現役最後の日の試合でもホームランを放った。引退セレモニーに挨拶では記憶に残る明言が生まれた。17年のプロ生活でリーグ優勝13回、日本一11回、史上唯一入団から17年連続のベストナイン。数々の輝かしい記録を残した。