報道ステーション (ニュース)
大統領就任式の参列者は2000人を越えるが、直径約30mある広間に入れるのは800人程度。残りの参列者は、別のホールで参加した。主役はバイデン大統領と同じ車に乗り込み出発する。現職と次の大統領が一緒に就任式に向かうのは伝統的儀礼。4年前は、選挙に負けたトランプ氏が現れなかった。トランプ氏は、第47代アメリカ大統領になった。飲食店に集まって就任式の中継を見る人も多くいる。トランプ新大統領の就任演説が始まった。神に救われた自分が率いるアメリカに輝かしい未来が待っていると強調し、そのためには山積する課題を解決しなければいけないと力説する。環境保護政策の即時撤回などを語った。
就任演説を終えたトランプ氏は、就任式を見守っていた支持者2万人の会場に足を運んだ。その場で始めたのは、かねてから公言していた就任初日の大統領令乱発。公約に掲げていたパリ協定からの再びの脱退を含め9つの大統領令にサインした。午後7時過ぎ、大統領執務室でさらなる署名を始めた。大統領令だけでなく、トップダウンの指示なども含まれている。大統領令だけ見ると、就任初日に26本で、歴代大統領のなかで最多記録となる。中国に出されると言われていた60%の関税については、この日は発表がなかった。就任初日だけで、移民や国境警備に関する大統領令だけで4つ出されている。移民申請などで使うアプリが突然使用できなくなったという。この日は、黒人の公民権運動に力を尽くしたキング牧師の生誕記念日。キング牧師が掲げたのは、すべての人がお互いに尊重する平等な社会という理念。