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鹿児島県の種子島宇宙センターで行われた固体燃料式の小型ロケット「イプシロンS」の2段目の燃焼試験で、燃焼中に異常が発生した。JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、試験場では火災が発生し消火活動が行われたという。JAXAが詳しい状況を調べている。地元の警察や消防によると、火災によるけが人などの情報は入っていないという。「イプシロンS」はJAXAなどが開発中の日本の主力ロケットの1つで、去年7月に秋田県能代市の試験場で行われた同じ2段目の燃焼試験では、異常な燃焼による爆発事故が発生した。JAXAは対策を取ったうえで、今回種子島宇宙センターでの再試験に臨んでいた。開始直後は白い煙が次々と出て空へ上がっていったが、30秒余りたったあと突然「バン」という音が聞こえた。そして炎のかたまりのようなものが海のほうへ飛んでいく様子も確認できた。