首都圏ニュース845 (ニュース)
東京都は客からの迷惑行為などのカスタマーハラスメントいわゆるカスハラを防ぐ全国で初めてとなる条例の実効性を高めようと出入り禁止の措置を含めた対応を検討するよう求めるマニュアルを作成した。罰則がない中で条例の実効性を高めようと都は各業界向けの共通マニュアルの素案を作成しきょう事業者や消費者団体などが集まる会議で公表した。それによるとカスハラへの対応方針として事実を確認しないまま、客の要求内容を認める発言をしないほか原則として客には複数人で対応するなどとしている。また繰り返し迷惑行為が行われる場合は客の権利を侵害しないことを前提として出入り禁止の措置を含めた対応を検討することや警察との連携方針を検討することなどが盛り込まれている。都は協会団体ごとにそれぞれ特有の課題を踏まえたマニュアル作りを進めてもらいたい考えだ。