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厚生労働省は3年ごとに全国の約20万世帯を抽出して健康寿命を調査していて、きょう専門家会議で、おととしの時点の推計値が報告された。それによると健康寿命は女性が75.45歳、男性は72.57歳で、全体的には前回からほぼ変化はなかった。ただ、調査を始めた2001年と比べると、健康寿命が女性は2.8歳、男性は3.17歳延びている。都道府県別で健康寿命が最も長かったのは男女ともに静岡県で、最も短かったのは男女ともに岩手県だった。一方、平均寿命から健康寿命を引いた日常生活に制限がある期間は、女性が11.63年、男性が8.49年で調査を開始して以降、最も短くなった。厚生労働省は、「健康寿命は長くなる傾向にあるが、おととしは新型コロナウイルスの感染が拡大し、変化が出なかった可能性がある。一方で、健康作りへの意識が高まり平均寿命との差は短くなっているのではないか」と話している。