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医療機関に支払われる診療報酬について厚生労働省は6月から人件費など「本体」部分を0.88%引き上げる方針です。改定案では「初診料」「再診料」「入院基本料」を引き上げるとしている。自己負担割合が3割の人ではほとんどの医療機関で窓口での支払いが初診で27円↑・再診で12円↑。入院基本料は3割負担の人で最大で1日あたり312円↑。初診料の引き上げは消費税率の引き上げに伴う措置を除けば2004年度以来。引き上げで看護師・看護補助者・技師などに2024年度は2.5%↑、2025年度は2%↑のベースアップ。40歳未満の勤務医や事務職員などの賃上げも行うとしている。医療費の抑制については生活習慣病に関する報酬を再編し月に1回しか請求できないようにするほか、処方箋料の引き下げなどが盛り込まれた。