今年1月番組では台湾の総統選挙を取材。ここでもSNSが選挙にもたらす大きさが露わとなった。中国と距離を置く頼清徳氏が当選したが選挙期間中頼氏の偽動画がSNSで拡散された。選挙結果を揺るがしかねない情報をめぐる激しい攻防が起きていた。そして衝撃を持って伝えられたのがルーマニアの大統領選挙。ロシアよりの主張をする無名候補のジョルジェスク氏がTikTokを使った選挙戦で躍進、大規模な選挙戦を行わなかったにもかかわらず1回目の投票で現職の首相を抑え1位となった。そこには「ボット」を使った拡散が見えてきた。憲法裁判所はロシアによる介入の可能性があるとして選挙を無効とした。