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国が設立した10兆円規模の基金の運用益を活用し世界トップレベルの研究水準を目指し重点的に支援する「国際卓越研究大学」。初回の公募では申請した10校の中から東北大学が先月最初の認定校に決まり、具体的な計画案も認可され初年度分としておよそ154億円が助成される予定。国際卓越研究大学には今後最終的に数校程度が選ばれる見通しで、阿部文部科学大臣は2回目の公募をきょうから開始すると発表した。前回申請した東京大学や東京科学大学などが申請する方向で検討している。文部科学省によると、申請にあたっては研究力向上に向けた目標や国からの支援終了後も持続的な運用益を生み出す大学独自の基金を設けることなど長期的な計画案が求められるという。公募の締め切りは来年5月16日で、文部科学省は各大学からのヒアリングや現地視察などを経て冬ごろまでには候補を選び、来年度中には新たな認定校を決めることにしている。