NHKニュース7 (ニュース)
逆走事故を起こした外国籍の容疑者は外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替える「外免切替」の制度を利用していた。この制度を巡っては事故以前から見直しの議論が進められていて、警察庁は改正を検討している。外免切替は外国の運転免許証と必要な書類を揃え、日本の試験場で知識確認・技能確認をクリアすれば日本の運転免許証を取得できる。2択問題が10問出題される知識確認のおととしの合格率は約90%、技能確認は合格率約29%。外免切替した人は10年で約2倍に増えている。警察庁によると、外免切替で免許証を取得した外国人ドライバーの事故統計はないという。国会では「知識確認の問題が簡単すぎて日本の交通ルールを理解していないのでは」という指摘が相次いでいた。