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「ねとあらワールド」の王様が、ネットコンテンツを紹介する。今回は大阪放送局で制作された、余命3か月の末期がん患者の願いをかなえる「ラストドライブ」に密着した番組を紹介。佐藤信男さん74歳。3年前にすい臓がんを患い、この時余命3か月と宣告された。信男さんにはどうしても叶えたい願い、夫婦で花畑にいくこと。50年近く連れ添った妻・久枝さんへの後悔があったそう。20代で結婚し、共に花が好きで、若い頃は時間があれば花畑を巡っていた。しかし3人の子供が生まれ、仕事が忙しく連日深夜まで働いていた。育児や親の介護は全て久枝さん任せだった。「願いのくるま」は埼玉県の自動車販売会社が運営している。5年前ヨーロッパで広がっていた「ラストドライブ」の取り組みを日本で初めて取り入れた。終末期の患者を対象にこれまで叶えてきた願いは57件。寄付なども募って費用を賄い、利用者の負担はない。立ち上がることすら難しくなっていた信男さんだたが、自分の足で歩き、自宅から出てきた。万が一に備え、看護師が同行、医師とも連携している。花畑までは2時間あまり。背中や腰に何度も痛みが走った。到着したのは国内最大級のハウスがある花畑。2人が大好きだというストック、若い頃の思い出の花だという。信男さんは1週間後に息を引き取ったとのこと。