「聞く」「磨く」から「伝える」AI活用の公約作成に3過程/有権者の声を政治家へ AI活用でどこまで可能?/国論二分する課題に対しどう判断?/デジタル民主主義に向け ネット活用で候補者選び/野党候補一本化へ予備選 選挙戦略でネット活用案/区民の声を分析し施策 予算編成も…/近未来は政治家不要?/イギリス総選挙で異変「AI政治家」目指す候補者

2024年11月14日放送 12:21 - 12:37 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル

AIエンジニア・SF作家・安野貴博はAIを活用したデジタル民主主義を提唱している。都知事選の際の安野氏の公約づくりを見ていくと、3つのプロセスがある。「聴く」段階では、SNSなどで発信された膨大な意見をAIが集約分析、可視化する。「磨く」段階では、可視化情報をもとにウェブ上で公約改善点を議論していく。「伝える」段階では、AIあんのが24時間対応、選挙戦16日間で約8600回、質問に応答。1番重要なのはこのサイクルをすばやく繰り返すこと。そこから出てきた支援者の85の提案を公約に反映させた。例えば「子育て支援策」に関しては、当初の公約では「所得制限あり」となっていたが、変更後は「所得制限撤廃」となった。
ネットで候補者選びも。今回の衆議院選挙では野党が候補者の一本化を模索したが、結局一本化できなかった。AIエンジニア・SF作家・安野貴博は「ネットで候補者を公募し、ネット投票で予備選を行う仕組みなら、野党一本化を進めやすいのでは」と指摘している。ネットで候補者選びも。今回の衆議院選挙では野党が候補者の一本化を模索したが、結局一本化できなかった。AIエンジニア・SF作家・安野貴博は「ネットで候補者を公募し、ネット投票で予備選を行う仕組みなら、野党一本化を進めやすいのでは」と指摘している。
東京・品川区の全区民アンケートでは10万人が回答。約650万字をAIで分析。区民の要望は心と体の健康、防災対策などだったため、子育て世帯への1人につきコメ2kg支援、災害時の個室トイレ付き車両導入などを決めた。森澤恭子品川区長は人の主観が入らず政策の有効性と区政への信頼性を高めるとして、今後もAIを使った予算編成や施策にいかしていきたいとした。AIエンジニア/SF作家・安野貴博は「普通の選挙と同じ程度のものにすることはできる」とスタジオコメント。
英国ではAIが国会議員に立候補。英国で7月に行われた総選挙で「AIスティーブ」が立候補。当選した場合、議員になるのは開発した本人(スティーブエンダコット氏)。有権者の意見を直接政治に反映、不祥事も起こさないと強調。AIスティーブは各得票数179票で落選。


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