首都圏ニュース845 (ニュース・気象情報)
親が育てられない子どもを匿名で預かる、いわゆる「赤ちゃんポスト」の運用が都内の病院で始まったことを受け、東京都は母子の安全面の確保や妊婦の支援を検証するチームを新たに設置した。東京・墨田区の賛育会病院は今年3月末から親が育てられない子どもを匿名で預かる、いわゆる「赤ちゃんポスト」の運用と妊婦が医療機関以外に身元を明かさずに出産する「内密出産」を同時に開始した。これまでに生後まもない赤ちゃんが預けられたケースが数件あり、内密出産も数件行われたという。検証チームのメンバーは都の担当部局のほか、司法や医療などの専門家合わせて10人で、都内で起きた生後まもない赤ちゃんの匿名での預かりと内密出産を検証の対象とし、課題があれば病院などに対応の見直しを要請することにしている。