FNSドキュメンタリー大賞 いのちのとりで
井手清一郎さんは生活保護法の制定に携わっていた。憲法二十五条の理念に基づき作られたのが生活保護法。敗戦で貧しい日本の中で作られた崇高な法律という。
2013年に始まった生活保護費の引き下げの裁判は今も続いている。1世帯あたりの平均支給額は下がったまま。2023年10月には1人あたり月1000円が加算されたが臨時的な対応という。
鹿児島市に住む60代の女性は病気のため7万円あまりの年金だけではこれ以上暮らしていけず、生活保護の申請をした。鹿児島県の生活保護利用者は約2万8000人という。