NNN ストレイトニュース (ニュース)
初詣の時期が近づく中、デジタル賽銭の導入を進めるお寺や神社が増えつつある。背景を取材。東京・港区・豊川稲荷東京別院では、この年末から新たな取り組みを始めた。賽銭を納めるとき、普通は小銭を賽銭箱に入れるが、二次元コードを使って携帯でデジタルで賽銭を納めることができるようになった。銀行が提供する二次元コード送金サービスを使ったデジタル賽銭。小銭が不要になるのに加え、賽銭の情報はデータ化され、小銭を数える手間も省ける。全国で約80のお寺や神社が利用していて、この年末も新たに導入する動きが出ている。背景にあるのは若い世代を中心に現金を持たない人たちが増えていること。さらにお寺や神社が抱える切実な悩みも。別の企業が運営するデジタルさい銭を年末から導入した神奈川・川崎市・稲毛神社。境内にある賽銭箱には赤い覆いがかぶせられていた。デジタル賽銭の導入には後を絶たないさい銭泥棒への対策という側面もあった。ただ参拝客の反応はさまざま。