かつての被写体を訪ねて

2025年5月16日放送 4:47 - 4:56 NHK総合
国際報道 Human@globe

沖縄出身の報道写真家、石川文洋さん、87歳。20代の頃、ベトナム戦争を最前線で取材。砲弾に傷ついた母親と子供たち。子供を抱いて逃げ惑う女性。悲惨な実装を世界に伝え続けた。石川さんは戦後も、ベトナムを訪れ、復興の過程も取材していた。戦争終結50年。戦場で撮影した人たちとの再会をした。石川文洋さんは那覇市出身。米軍に従軍するなどベトナム戦争を最前線で取材をした。まなざしは民間人に向けられた。沖縄戦に思いをはせながら、世界にベトナム戦争を伝えようと写真を撮りつづけた。かつて撮影した人に会いたいと石川さんは考えた。この日、米軍の攻撃を受けた村を訪ねた。親族5人を亡くした90歳の女性に会った。爆撃で民間人約300人が死傷した村。ファン・チ・ソーさんは当時子供。無防備な少女に石川さんのレンズが向いた。冷えたスイカを出してくれた。ごちそうになるとは夢にも思わなかったと石川さんが言う。命こそ宝という沖縄の言葉「命どぅ宝」。戦争終結50年の記念式典。石川さんはゲストとして招かれた。式典を撮影し続けた。戦争の残酷さと平和の尊さを噛みしめる旅となった。現在パレスチナのガザ地区では同じように難民キャンプや病院や学校が狙われていると石川さんがいう。現役でもう少し頑張りますと石川さんが言う。


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