モーサテ きょうのマーケット
三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩さんがスタジオで解説。日経平均予想レンジは3万8600円~3万9000円。市川さんは「昨晩の米国市場は主要3指数小幅な値動き。日経平均はいったん上昇して始まりそう。円安を材料に輸出関連全般に物色が広がることも予想される」などと述べた。注目ポイントは「米国・トランプ前政権時に株式市場はどう動いたか」。市川さんは「2016年の大統領選挙後から年末までと17年以降の毎年、4年通年に区切ると日米ともに主要株価指数が下落したのは2018年だけ。4年通年では2ケタ上昇。当時の株式市場はトランプ氏の言動に振り回され政策金利の上下もあったが長い目で見れば株価は上昇基調。大統領選挙直後や政権1年目は税制改革や規制緩和への期待が強く、日本では金融やエネルギーが上昇率の上位となった。政権2年目では米中貿易摩擦問題が懸念材料となり外需より内需先行。政権3年目以降はアメリカのハイテク株が大きく上昇するなか、日本の半導体関連銘柄が先行する流れが続いた。FRBの適切な金融政策やハイテク企業の成長が株式市場を支えた。関税引き上げや米中対立は要注意だが適切な金融政策とハイテク企業の成長が続けたば株価の支えになる。前回はバリュー株が苦戦したが資本効率改善で状況は変化。2度目のトランプ政権で市場に免疫もあり冷静な政策の見極めが可能」などと述べた。