ひるおび (ニュース)
いまホラーブームが起きている。ホラー映画「近畿地方のある場所について」は近畿地方の事件や怪奇現象に迫るものとなっていて興行収入は14億5000万円。さらに「8番出口」は迷う男が無限ループする地下鉄の駅通路に閉じ込められるという映画、ゲームは累計販売190万本超。「事故物件ゾク 恐い間取り」は前作が邦画ホラー史上最大級ヒットの興行収入で23億4000万円、今作も10億円を突破している。劇場ではおばけが徘徊するという演出が施されている。また、他には美術館とホラーのコラボ展示も開催されている。六本木ミュージアムで開催されている「1999展 ―存在しないあの日の記憶―」は、ノストラダムスの予言通り世界が終わっていたらという終末をテーマにした没入型ホラー展。さらにプラネタリウムとホラーのコラボ展示も。コニカミノルタプラネタリウム満天(池袋)では「ホラープラネタリウム ふり返りの旋律」が開催されている。360度天井スクリーンに寝そべりながらホラーを鑑賞する。100以上のお化け屋敷をプロデュースしている五味弘文さんさんは「人は寝そべると無防備、これほど格好のシチュエーションはない」などコメント。令和のホラーブーム到来についてホラーに詳しい國學院大學の飯倉教授「1990年代後半以来の勢いを見せている」などコメント。1990年代後半はリングや呪怨といったジャパニーズホラーが隆盛し世代を問わずホラーが人気だった。なぜ今ホラーがブームになっているのかについて飯倉教授は「ホラーは解消しない現実の代わりに、ホラーは最終的に解決するのですっきりした気分になるということで人気」などコメント。
掃除とホラーを掛け合わせたゲームを開発したのは花王。ホラーゲームをしながら掃除テクニックが学べると話題に。実際に販売されている掃除用具を使ってお化けから逃げながら部屋を綺麗にしていく。花王によると、掃除で取り除く汚れとホラーは相性が良いとのこと。花王の担当者は「掃除をより快適にする裏技をお伝えしたくてホラーゲームという形になった」などコメント。