まもなく冬でもクマ対策続く“異常事態” 「個体識別」と「生息数の推定」舞台裏

2025年11月29日放送 21:07 - 21:17 テレビ朝日
サタデーステーション (ニュース)

今回番組は秋田・男鹿市のハンターに同行した。午前10時過ぎ、クマの足跡があったとの一報を受けて現地に向かうと、現場は山から離れた住宅地で畑には手のひらサイズの足跡が残されていた。また秋田市では福祉施設の建物の裏側でクマが目撃された。冬眠の季節になってもクマの出没が続いているが、出没の長期化によって秋田県の半数の市や町で箱ワナが不足する事態となっている。さらに箱ワナを運搬する人手も不足しているという。札幌市ではヒグマの出没件数が過去最多を更新した。
複数の被害の関連性やクマの行動把握に使われるのがDNA分析で、番組は自治体から調査を委託されている会社を訪ねた。調査に使うのはクマの毛で、クマ対策に欠かせない生息数の推定にもDNA分析が活用されているそう。ヘア・トラップという手法では有刺鉄線で囲ったワナを使用し、有刺鉄線に絡みついたクマの毛をDNA分析する。生息数の把握とその後の方針を決定する点で有用なデータだが、一方で野外に体毛を放置するとDNAの劣化によって分析が失敗してしまうため定期的な見回りが必要となり、手間もコストもかかるなどのデメリットもあるとのこと。そこで最近ではツキノワグマの斑紋と呼ばれる模様を自動カメラで撮影して個体を識別する「カメラトラップ」という方法がよく使われているとのこと。カメラトラップで大変なのは膨大な斑紋データを目視で見分けていることで、ポイントは斑紋の大きさや形の細かな違いだという。考案者によると9割以上の精度で識別可能だというが、斑紋が小さい場合は判別が困難になるとのこと。


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