テレメンタリー2025 テレメンタリー2025
9月5日に静岡で発生した日本最大級の竜巻。人や建物が甚大な被害をうけた。静岡県吉田町の中村敦さんは3年前に開いたばかりのイチゴ農園が、被害をうけた。次のシーズンのために植えた1万2千株の苗が全滅。設備を含めた被害総額は5000万円に及んだ。9月5日の竜巻で1人が死亡し、83人が重軽傷を負い、住宅2300軒超が被害にあった。中村さんは車で農園に駆けつけた所で被害にあった。農園がある地区で、その日車の中から撮影していたのは大場義貴さん。突風のピークは2回で、一瞬で風向きが変化したという。竜巻は、巨大に発達した積乱雲から地面に伸びる強い上昇気流の一部。吉田町や牧之原市のように積乱雲が発達しやすい海沿いの平野部で多く発生。最初に竜巻が発生したとみられる場所のカメラでは午後0時47分にその姿をとらえていた。東から西へ突風で物が飛ばされていく。次にその4分後に撮影された場所では車の後方をとらえたドライブレコーダーでは、次第に風が強まり物置が飛んでいく。その1分後に北に1キロの場所で車のフロントガラスがめちゃくちゃになる瞬間をドライブレコーダーが捉えた。車の持ち主は東から西に飛ばされたという。南から東に動く竜巻が発生したとみられる。
3本目映像の4分後には牧之原市内で、別の竜巻が映像にとらえられた。西から東にゆっくりと進む。その1分後にアパートでも竜巻が西から東に進んだ。300mの場所の南東で最初に撮影された場所と同じ地点で竜巻がとらえられていた。南西から北東に動くもう一つの竜巻が3つのカメラに収められたと考えられる。1方で、同じ午前0時57分には吉田町でも竜巻とみられる突風が発生。1分後には同じ地区で同じ動画が撮影。そして同じ頃には北に1.5キロほど離れた場所で別の竜巻とみられる映像が。会社の防犯カメラでは雨が強まっていく様子が。近くの交差点では車が横転。2分後には500m離れた場所で竜巻に巻き込まれた瞬間が撮影された。牧之原市から吉田町にかけて4つの竜巻が同時多発的に撮影された。
