2025年10月25日放送 4:50 - 5:20 テレビ朝日

テレメンタリー2025
「ろうと雲の下〜静岡9.5 日本最大級の竜巻〜」

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

テレメンタリー2025
ろうと雲の下〜静岡9.5 日本最大級の竜巻〜

9月5日に静岡で発生した日本最大級の竜巻。人や建物が甚大な被害をうけた。静岡県吉田町の中村敦さんは3年前に開いたばかりのイチゴ農園が、被害をうけた。次のシーズンのために植えた1万2千株の苗が全滅。設備を含めた被害総額は5000万円に及んだ。9月5日の竜巻で1人が死亡し、83人が重軽傷を負い、住宅2300軒超が被害にあった。中村さんは車で農園に駆けつけた所で被害にあった。農園がある地区で、その日車の中から撮影していたのは大場義貴さん。突風のピークは2回で、一瞬で風向きが変化したという。竜巻は、巨大に発達した積乱雲から地面に伸びる強い上昇気流の一部。吉田町や牧之原市のように積乱雲が発達しやすい海沿いの平野部で多く発生。最初に竜巻が発生したとみられる場所のカメラでは午後0時47分にその姿をとらえていた。東から西へ突風で物が飛ばされていく。次にその4分後に撮影された場所では車の後方をとらえたドライブレコーダーでは、次第に風が強まり物置が飛んでいく。その1分後に北に1キロの場所で車のフロントガラスがめちゃくちゃになる瞬間をドライブレコーダーが捉えた。車の持ち主は東から西に飛ばされたという。南から東に動く竜巻が発生したとみられる。

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3本目映像の4分後には牧之原市内で、別の竜巻が映像にとらえられた。西から東にゆっくりと進む。その1分後にアパートでも竜巻が西から東に進んだ。300mの場所の南東で最初に撮影された場所と同じ地点で竜巻がとらえられていた。南西から北東に動くもう一つの竜巻が3つのカメラに収められたと考えられる。1方で、同じ午前0時57分には吉田町でも竜巻とみられる突風が発生。1分後には同じ地区で同じ動画が撮影。そして同じ頃には北に1.5キロほど離れた場所で別の竜巻とみられる映像が。会社の防犯カメラでは雨が強まっていく様子が。近くの交差点では車が横転。2分後には500m離れた場所で竜巻に巻き込まれた瞬間が撮影された。牧之原市から吉田町にかけて4つの竜巻が同時多発的に撮影された。

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静岡県で竜巻の被害が最も大きかったエリアの一つの牧之原市細江に住む堀田徳章さんは竜巻は、複数回襲ってきたという。体が浮くほどの突風で飛ばされたと答え、体が再び飛ばされて倉庫を掴んで耐えていたという。この地区で飛ばされたという松浦さんはアルバイト先に向かうために、自宅近くの車を取りに行く予定だったが、飛ばされてしまったという。そこで竜巻から一ヶ月後に防衛大学校の小林文明教授と現地を調査した。ドローンの映像を見ると1か月経過してもブルーシート家の屋根にがはられていることがわかる。今回は住宅街のさらに奥にある封鎖されていた地域に入ることができた。数百メートルにわたって谷を埋めるおびただしい数の倒木。枝が飛ばされたりなど、様々な方向に倒れている。また、これまでみたことのない状況を目の当たりにしたというが、皮が綺麗にむけた木は竜巻の上昇気流などが影響して起こる現象。被害の痕跡は竜巻が山を登っていったことがうかがえる。山の被害や複数回飛ばされたという証言から小林教授は多重渦とは、巨大な渦の中に竜巻の中に複数の小さな竜巻ができる現象で、渦の中で小さな竜巻も回転。

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小林教授は、牧之原市では、この多重渦が拡大したとみている。今回の竜巻について現地を調査した気象庁は国内過去最大クラスとした。竜巻が同時多発していた牧之原市や吉田町。少なくともその中の一つは大きな渦の中に小さな竜巻が発生する多重渦が被害を大きくしていたと推定される。もし竜巻に襲われそうになった場合、家のバスタブに身を隠し頭をクッションなどで守ることも重要だという。イチゴ農園は被害にあった中村さん。本格的な復旧には程遠い。牧之原市や吉田町では5年間で3回の竜巻の被害が出ている。

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(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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