2025年10月11日放送 4:50 - 5:20 テレビ朝日

テレメンタリー2025
「行き着いてアフリカ」

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(オープニング)
オープニング

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テレメンタリー2025
行き着いてアフリカ

愛知に来日したのはガーナ人の男性。日本にやってきたのは技能実習生として働くため。一ヶ月の研修後に北海道の建設会社で働くという。アフリカは人口が増え続ける最後のフロンティア。経済成長は加速している。そのアフリカから日本の建設業や農業で労働人材を受け入れる仕組みが広がっている。鹿児島県大崎町に構える農業法人。日本人の従業員は10人で、特定技能・技能実習生の外国人は12人。特定技能は人手不足の分野で即戦力の外国人材を受け入れ可能に。畑の手入れから収穫まで外交人の力は必須。国籍はインドネア、フィリピン、ミャンマー、ネパールと一国に集中させないのは地方なりの理由があるが、他のいい待遇の場所を求めて一気にいなくなるのを防ぐためだという。地方の農業や建設業は給料が低く、外国人からも犬猿されがち。そんな危機感を抱いているのは技能実習生と企業の橋渡しの監理団体を運営する江田敦郎さん。

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中部国際空港大崎町(鹿児島)愛知県高井田アグリ

技能実習生を円滑に受け入れるように日本はアジアの16カ国と覚書を交わしている。江田さんが目をつけたのはガーナ。江田さんはガーナはまだ外国人実習生の受け入れ実績がなく失踪防止になるという。ガーナに送り出し機関をたちあげ、去年にはオスマンさんがやってきた。アフリカ人技能実習生第一号で受け入れ先は宮崎県の左官業者で庭造りや、家の外装が専門。オスマンさんは25歳。大学卒業後でガーナで英語教師をし、暗号資産のトレードを趣味にしているが月に2万ドル以上稼ぐ。左官業での手取りは月13万円。家族には仕送りはせずに貯蓄。週末は市内の図書館に通っている。お金を貯めたらガーナの不動産に投資したいという。孤児院を建て、ホームレスなど助けが必要な人たちの役に立ちたいと語った。

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Google Earth国際協力機構都城市(宮崎)

北海道・千歳市の瀧建設興業は自分たちもアフリカ人を採用したいとのりだした。今年ガーナとケニアから6人を受け入れ予定。様々な人材を受け入れているが、ネパール、タイ、スリランカ、インドネシアなど14カ国の人々を受け入れている。国籍がバラバラなことで彼らの公用語は日本語となり、コミュニケーションがスムーズに。日本人にとっても多様な文化や価値観に触れられてメリットは多いという。ここにアフリカ人が加わる。ケニアは経済成長が著しく先進国の企業が東アフリカ進出の拠点として注目している国。一方で治安には課題があり、政情不安から大きなデモが発生している。今年6月に、瀧さんは受け入れる3人の技能実習生に会うために現地を訪れた。

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ケニアナイロビ(ケニア)千歳市(北海道)瀧建設興業

瀧建設の瀧さんは3人の技能実習生に会うために現地のガーナを訪れた。3人の面接は1時間ほどで終了した。この取り組みに大手の商船三井も力を入れている。開発途上国のケニアでは、若者の数が増える一方で大学を卒業しても就職率は半分以下。この流れにケニア政府も大きく期待している。しかし瀧さんは、面接したものの、日本語を話せない人も多かったと答えたが日本人のアプローチ方法をかえる必要があるという。モリス・ムガンビさんは首都ナイロビの郊外で妻と息子と暮らしている。共働きでベビーシッターを雇う中流階級。ケニアには日本語学校がなく言葉や文化を学ぶ環境は十分ではない。モリスさんの現在の収入は日本円で月4万円ほど。日本ではその何倍もの稼ぎと経験が手に入る。

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もう1人の技能実習生のジョージ・ムリシさんはメルという街で家族と暮らしている。ジョージさんは現在無職。妻とは離婚し、2人の娘と離れて暮らしている。日本語の勉強はAIチャットとリモート授業。手探りだが焦りはないという。宮崎で左官の仕事を学んで一年が経過したガーナ人のオスマンさんは、現場に馴染んでいた。マイペースに今日も働いているが日本では今、アフリカからの人材受入に反対する声が強まりだしている。きっかけはJICAアフリカ・ホームタウン認定。日本が移民政策を進めようとしているといったうがった情報とともに、アフリカへのヘイト発言がSNSを中心に広がっている。オスマンさんがきた時も報道をみて避難する人たちもいた。昨年末時点でアフリカからの技能実習生は1人。特定技能は17人。受け入れる私達も試されている。

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