NNNドキュメント’26 アイヌ ネノアン アイヌ 人が人であるために
6月、北海道札幌市でパネル展の展示内容に反対する市民集会が開催し、200人以上が参加して差別反対の意思を示していた。北海道平取町ではアイヌが多く暮らしており、アイヌの歴史や文化を発信している。その町で暮らしている木村は幼少期から様々なアイヌ差別を受けており、今では我が子達にアイヌであることをメディアで発信しないよう言われており、今尚生きるうえでアイヌであることが不都合があるのだと告げた。山下は出自を隠して看護師をしていたが度々嫌がらせを受けてきていたが、そうした差別には抵抗していかなければならないなどと伝えた。1959年の北海道新聞にはアイヌの遺骨が並べられた写真が研究成果として記載されており、差別への自覚の無さが露呈していた。平取町にあるクワはアイヌの墓標であり、19世紀後半から国内外の研究者が墓地を掘り起こし研究対象として遺骨を収集し始め、国内12大学により約2000体の遺骨が保管され、近年になり謝罪や返還が相次いでいる。5月、イギリス・ロンドンの自然史博物館がアイヌ民族の遺骨7体を返還した。
返還された遺骨の一部は白老町の民族共生象徴空間 ウポポイにある慰霊施設に納められ、そこには約1600の遺骨が保管されている。8月、紋別市でおよそ50年前の発掘調査で見つかった遺骨が返還された。7月、北海道大学が過去の遺骨収集について初めて謝罪を行った。木村は過去に目を閉じるものに未来はなく、同じ事を繰り返すのかと思ってきたなどと語った。
