イスラエル・ハマス 停戦は維持できるか?

2025年10月14日放送 23:30 - 23:39 NHK総合
時論公論 (時論公論)

イスラエルとハマスはトランプ大統領が示した和平計画の第1段階に合意し停戦と人質の解放などが実施された。10日、ガザ地区ではイスラエル軍が定められたラインまで撤退し停戦が発効した。13日、ハマスに拘束されていたイスラエル人の人質48人のうち20人の生存者が解放された。28人の遺体の返還も行われるが全員の引き渡しには時間がかかる模様。一方、イスラエルの刑務所に収容されていたパレスチナ人受刑者250人とイスラエル軍に拘束されていた1700人が釈放された。人道支援物資のガザ地区への搬入も再開された。トランプ大統領は13日イスラエルを訪問して自らの仲介の成果をアピールした。さらにエジプトを訪問し戦闘終結と和平を話し合う首脳会議に出席した。パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長も出席したがイスラエルのネタニヤフ首相は欠席しハマス代表は招待されなかった。先月9日、ネタニヤフ首相はカタールでのハマス幹部暗殺作戦が国際社会から非難され孤立。トランプ大統領に促されてカタールの首相に謝罪した。これを機に間接協議が急速に進み停戦が実現したとみられる。一方ハマスは軍事的に追い詰められ計画を受け入れたものとみられる。
和平計画の第2段階ではイスラエル側は軍の撤退、ハマスは武装解除・ガザ地区統治に一切関与しないとされているが合意には応じないことなどが懸念されている。ハマスのハムダン幹部は武装解除はハマス単独の問題ではなくパレスチナ人全員に関わることだとして応じない考えを示唆した。さらに将来の統治に関わる姿勢を示している。


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