NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
米国国防総省が声明を出し、オースティン国防長官がイスラエル・ガラント国防相と電話で会談したと明らかにした。この中でオースティン長官は中東情勢の緊張が続く中、イスラエルの防衛のためあらゆる手を尽くしてこの地域の米国軍の態勢を強化する考えを示したという。そのうえですでに中東地域で展開中の空母打撃群に加えて原子力空母・エイブハラハムリンカーンを中心とした空母打撃群の派遣を急ぐよう指示したほか、原子力潜水艦・ジョージアの派遣も指示した。米国軍としてはイスラエルへの報復宣言をしているイランをけん制する狙いがあるものとみられる。このほか声明ではオースティン長官がガラント国防相とイスラエルへの非難を強めるレバノンのシーア派組織・ヒズボラやイランが支援する中東各地の組織への対応についても意見交換したとしている。