メルクリウスの扉 （メルクリウスの扉）
東京・飯田橋にある大塚商会の本社を取材。本部SI統括課セールスリーダー・兒玉雄貴さんは1日200〜300通のメールに対応。大塚商会の営業マン約3000人のなかでもトップ4の1人だという。足で勝負の営業マンは日々様々な顧客の元を訪ねている。この日は富澤商店町田本店を訪問。富澤商店はお菓子やパンの材料から調理器具まで全国規模で販売している人気店。託されたのは販売や会計から給与まで丸ごと管理するシステムの刷新。店は全国に88店舗。オンラインショップも好評と聞けばシステムは自ずと複雑になる。富澤商店の本社でキックオフミーティングが行われる日。進行は兒玉さん。システムエンジニアなどが合流して段取りを最終確認。受注にこぎ着けるまで半年を要したプロジェクトには顧客の期待も膨らんでいる。キックオフミーティングが始まった瞬間、パソコンが動かなくなってしまった。