報道ステーション (スポーツニュース)
地区優勝に向けて大事な試合が続いているドジャースだが、きょうは山本由伸投手が先発、大谷翔平選手が1番DHで出場。この試合の前に、カーショー投手が現役引退を発表。会見には多くのチームメイトも駆けつけた。カーショー投手は「お互いに尊敬し合う仲間たちと共にプレーしたことを誇りに思う」などとコメント。2008年にメジャーリーガーとしての第一歩を踏み出した。そのフォームは独特で、高く足を上げ沈み込む唯一無二のスタイル。代名詞「カーブ」は魔球とも称され、2011年には投手3冠、自身初となるサイ・ヤング賞を獲得。2014年には自己最多15奪三振をあげ、ノーヒットノーランを達成。この年、史上11人目となる3度目のサイ・ヤング賞にリーグMVPの同時受賞を成し遂げた。2020年、メジャー13年目にして初のワールドシリーズ制覇。エースとして2勝をあげる大活躍。37歳で迎えた今シーズンはけがの影響で出遅れるも、史上20人目となる通算3000奪三振を達成。2ケタ勝利もあげている。18年で積み重ねてきた白星は222。この数字もさることながら、特出しているのは96敗という負けの少なさ。ドジャースに全てを捧げてきたレジェンドのすごさを大谷選手も感じていて、「この集中力を長い年月続けていくのはそれだけでも大変なことで尊敬に値する」などとコメント。カーショー投手は日本人選手との関わりが深い。メジャー1年目から4年間、黒田博樹のキャッチボール相手を務め、プロとしての心得を学んだ。黒田から学んだエース像を体現して、今は大谷投手や山本投手に受け継がれている。
