報道ステーション (ニュース)
秋田県で、きのうからクマ対策の後方支援を行っている陸上自衛隊。きょうも鹿角市で箱わなの運搬などを行った。目撃情報が相次いでいたリンゴ畑の近くでは、きょう午前にわなにかかったクマ1頭を猟友会が駆除し、自衛隊員が運び出している。秋田県ではクマによる人身被害が61人にのぼり、4人が死亡している。大館市ではきのうから住宅に居座っていたクマが箱わなで捕獲された。災害級の非常事態を受け、自衛隊に続いて警察も動き出した。きょう警察庁長官が明らかにしたのは、機動隊によるライフルを使ったクマの駆除。これまで警察官のライフル使用はハイジャック犯や「武器を持った立てこもり」など凶悪犯罪に限定されていたが、今回規則を改正し特殊中の使用条件に「クマの駆除」を加える。これに先立ち、各地の機動隊の銃器対策部隊がクマ被害が特に多い秋田県と岩手県に派遣された。秋田県の猟友会メンバーは「ちゃんと銃の訓練をしている警察官がクマの勉強をすれば撃てるようにはなると思う。すごく助かるのではないか」などと話した。その一方で、自民党のプロジェクトチームの会合に参加した猟友会の会長からは「瞬間に撃たないと撃てない。本当に大変なこと、命がけ」などの意見が。岩手県盛岡市で庭に設置された箱わなには、きのうもクマがかかっていたという。教育現場にもクマが出没していることを受け、文部科学省はきょう全国の教育委員会の担当者を集めた緊急連絡会を開催し、学校におけるクマ対策について話し合われた。秋田県鹿角市の中学校では、9月以降保護者による送迎が続いている。近くの小学校では、校長自ら敷地内を回りクマを近づけない対策を行っていた。保護者への「クマ出没」のメールは今月に入り3回、先月は18回送信したそう。日本郵便は、クマの出没地域では集配業務を見合わせる可能性があるとしている。実際に秋田県の一部地域では配達を見合わせているという。
