めざましテレビ NEWS
きのう農林水産省は1月のコメの相対取引価格が2万5000円超となったことを発表。2006年の調査開始以来5カ月連続で過去最高を更新。依然として直売所や常連客によるコメの争奪戦が起きていて、千葉のコメ農家の倉庫にあるのは種もみだけ。最近になり中国系など外国から仕入れに来た人もいたという。政府の備蓄米放出を来月に控える中、相次ぐ転売目的の買い付け。中国のSNSに投稿された山積みのコメの写真には「限定価格2万〜3万円、新潟コシヒカリ」などの文字。直接手渡しでコメを売ると投稿する中国人女性。取引場所は千葉県内の住宅街。この女性を取材すると「コメを買えない人のためのビジネス」とコメント。実際コメを買った近隣住民は30kgを2万3000円で購入したという。転売はフリマサイトでも。都内のコメ専門店によると、取引のなかった異業種からも大量のコメが欲しいという要望があるという。番組の調査で「転売目的の疑いがある問い合わせがあった」と回答したコメ農家や販売店は15件中10件。農業ジャーナリスト・松平尚也氏は「コメのマネーゲームが起きている状況」と指摘。