ジグザグとした間取りの理由は?

2025年11月4日放送 19:38 - 19:43 フジテレビ
今夜はナゾトレ 間取り図から学ぶ歴史不動産Q

国宝・二の丸御殿は江戸幕府初代将軍・徳川家康が1603年に建築。その後、孫の三代将軍・家光の時代に大きなリフォームが行われている。自宅というよりは将軍が京都で滞在する別荘のような邸宅として利用可能な築年数422年の超ビンテージ物件となっている。将軍とその部下である大名たちが面会する現代でいうと応接室に当たる6部屋約200畳の大広間や親しい仲間だけを迎え入れる将軍のリビング6部屋約132畳の黒書院。さらには将軍家のプライベートベッドルーム白書院にキッチンである離れの台所など6棟に33部屋あり、廊下の総延長は450m以上。京都駅から車で10分。建物面積約3300平米。番組では28LLLLLDKと呼ぶ。実はジグザグな間取りになっている。これには施主である徳川家の工夫が秘められている。その1つが風通し。屋敷を真っすぐ建てると風は1つの方向しか入らないが、あえてジグザグにすることで風通しの良い快適な物件にしている。また、同時に光が入る面積も増え、室内をより明るくする工夫にもなっている。さらに部屋には金箔が貼られた壁や襖があり、取り込んだ光が金箔に反射。電気のない時代に明るく過ごす知恵が込められている。問題:ジグザグとした間取りの理由は?A.火災が起きにくくなる、B.敵を不安にさせる。正解:B。ジグザグした廊下を曲がりながら歩くと方向感覚が失われる。しかも曲がった先に何があるか先を見通すことができない。


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東京大学徳川家康徳川家光アフロイタリア二条城京都府二の丸御殿井手窪剛京都駅文化市民局文化芸術都市推進室元離宮二条城事務所

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