NHKニュース おはよう日本 おはSPOT
ソフトバンク・小久保裕紀監督(53)はリーグ監督を経て就任1年目でチームを4年ぶりにリーグ優勝に導いた。小久保監督は若手の能力を最大限に生かすことを意識したという。「“ゴール”“目標”を与えてあげたり見つけやすいように助言するのが僕らの仕事」と話す。プロ5年目・柳町達(27)に対しては「レギュラーでの出場を目標にしてほしい」と伝えあえて1軍での起用を見送っていた。その後1軍に昇格させ、得点圏打率.387をマークして期待に応えた。プロ2年目の松本晴(23)、ルーキー・岩井俊介(23)、プロ3年目・長谷川威展(25)などを起用、小久保監督は「ほとんど昨年は2軍で友に汗を流した選手などばかりだった」という。若手を起用することについて「安易に褒めない。“褒めて伸ばす”と言うが、褒めるとその人の当たり前の基準がそこで止まる。選手の伸びしろを首脳陣が奪い選手の成長を止めてしまう危険もあることを考えて声をかける」と話す。