テレビでひきこもりラジオ (テレビでひきこもりラジオ)
パーソナリティーを務める栗原望アナウンサーが挨拶し、熱中症への注意を呼びかけた。今回のテーマは「やさしさ」。52歳女性は実家近くで一人暮らしを送るなか、母が毎晩、夕食を用意してくれるという。50代男性は「優しく接したいが体の具合がよろしくなく、人との関わりを避けてしまいがちなのか、人からの優しさに触れることがない」というお便りを寄せた。リスナーからのリクエスト曲を紹介。BUMP OF CHICKENの「ひとりごと」が流れた。栗原アナは番組に寄せられたメッセージにはすべて目を通していると伝え、誰かの声が巡り巡って一人ぼっちで辛さを抱える誰かのもとにそっと届くことを願っているという。
39歳女性は20年にわたって目眩に苛まれ、つい最近まで引きこもり状態だった。地域活動支援センターに通えるようになり、引きこもりのKさんと知り合った。「生きているだけでいい」と伝えたが、自分が言われたい言葉を吐き出しただけで、優しい言葉では無かったという。一方、Kさんの微笑みに優しさを感じるという。30代男性は「皆さんの親は優しいですか?」と提起した。50歳男性は引きこもりで酒浸りの日々を送っている。集合住宅のゴミ捨て場にきちんと空き缶を捨てず、そのまま酒を買いに出かけた。戻ってくると誰かが処理してくれていて、優しさと後ろめたさを感じたという。20代女性は人に優しくされると、感謝と同時に迷惑をかけてしまったと申し訳無さを覚えるという。リクエスト2曲目は上白石萌音の「なんでもないや」。
42歳の投稿者は母から「外面はいいが、帰宅すると言葉が悪くなる」と指摘され、嘆息する毎日だという。参議院選挙が近づくなか、30代女性は様々な背景、境遇を想像できる人に政治家になって貰いたいと要望した。栗原アナは歳を重ねるうちに他人に優しくなり、同時に他者からの優しさを感じやすくなったという投稿を紹介。リクエスト3曲目はオアシスの「Don’t Look Back In Anger」。投稿者曰く、生きづらさを覚えるたび、すり減った心に不思議と何度も滑り込んできた優しい1曲だという。
「どうしても消えてしまいたい気持ちが無くならない」と綴られたメッセージを紹介。30代女性は他人に恐怖心を抱き、関わり合いを最低限にとどめている。生きていることに苦悩し、安心できるような居場所が欲しいという。ある投稿者は体がダルく、起きていられない時、時間をかけて一口羊羹を食べ、お茶を飲むことで僅かながら回復する秘訣を紹介。別の投稿者は「あなたは人の悪口を言わないが、誤解を受けやすい。優しいけど、弱い」と同じ職場に指摘されたことがあったという。リクエスト4曲目は荒井由実の「やさしさに包まれたなら」。栗原アナはリスナーたちと繋がればと、乾杯を呼びかけた。
「みんなでひきこもりラジオ」の予告。テーマは「夏がきた」。
栗原アナは投稿に対する反応を紹介。相手に踏み込み過ぎて傷つけてしまってはいないかと心配するお便りに「その気持ち、感性が優しさだと思う」という投稿が寄せられた。時間の都合上、すべてのメッセージを紹介することが叶わず、栗原アナは陳謝。そこで、番組にメッセージを寄せてくれた投稿者の名前を読み上げた。