モーサテ (ニュース)
韓国で大統領の職務を代行する韓悳洙首相がきのう、トランプ大統領と電話会談した。1月のトランプ政権発足後、会談は電話を含めて初めてとなる。韓国に対する25%の相互関税が9日に発動するのをまえに韓首相はトランプ氏に相互関税の見直しを働きかけたとみられる。トランプ氏は会談後、関税措置や在韓米軍の駐留経費の負担問題を協議したと明らかにしたうえで「素晴らしい取引ができる可能性がある」と表明した。一方韓国政府は尹錫悦前大統領の罷免に伴う次期大統領選挙を6月3日に実施すると発表した。各党とも5月はじめまでに予備選を行い、公認候補を選出する見通しで、最新の世論調査では野党「共に民主党」の李在明代表が支持率でトップを独走している。一方与党の「国民の力」は有力候補がおらず、10人以上が立候補に意欲を示している。投票日まで期間が短いなか、選挙選に向けた動きが活発化している。