国際報道 (ニュース)
アメリカで行われた米韓首脳会談で、韓国のイ・ジェミョン大統領を前にトランプ大統領は北朝鮮のキム・ジョンウン総書記と再び会談することに意欲を示した。ホワイトハウスでイ・ジェミョン大統領を笑顔で出迎えたトランプ大統領。首脳会談は、昼食を交えおよそ2時間半行われた。トランプ大統領が1期目に北朝鮮のキム・ジョンウン総書記と3度会談していることを踏まえ、イ大統領は「北朝鮮にトランプワールドを建設し、私もゴルフができるようにしてほしい」と呼びかけた。今回の訪米に当たりトランプ大統領への手土産として韓国側が持参したのは特製のパター。ゴルフ好きなトランプ大統領の体格に合わせて作ったものだとしている。ヘッドにはトランプ大統領の名前に加え第45代、47代の大統領であることを示す数字も刻まれている。トランプ大統領とイ大統領はアメリカが韓国への関税を15%にするとした先の合意に関連し、韓国による造船分野での投資の推進をはじめとする経済面での協力強化などを確認した。韓国大統領府は会談について「和気あいあいとした雰囲気で虚心坦懐に議論が行われた」とし、ウィソンラク国家安保室長は「韓米日の協力強化につなげようという大統領の構想を、トランプ氏は高く評価した」と述べた。また、トランプ大統領がこの秋に韓国で行われるAPEC首脳会議に出席する意向を示したと明らかにした。
