ひるおび! (ニュース)
米大統領選の激戦州・ミシガン州の主要産業は自動車産業。地域の特性としては人口約1000万人のうちアラブ系の有権者が20万人以上いることで、このアラブ系の有権者が勝敗を左右する。2016年にはトランプ氏がわずか約1万票差でヒラリー氏に勝利した。2020年には民主党が勝ち、約15万票差だった。理由としてイスラエル支持を鮮明にするトランプ氏に反発し、アラブ系住民が多く住む地域では7割がバイデン氏へ投票した。今回の大統領選ではイスラエルによるレバノンの地上侵攻があった。アラブ系有権者はイスラエル支援の姿勢を変えない民主党政権に怒りをあらわにしている。トランプ氏はパレスチナ自治区ガザでの戦闘についてイスラエルの勝利が必須と考えていて「混乱は早く終わらせる」と強調していた。バイデン政権より振り切った形でイスラエルを後押しするのではとみられ、戦闘の終結を最優先してイスラエルに圧力を強めるのではないかという期待からトランプ氏に票が流れたのではないかとみられている。中林氏や三牧氏は「強権的にでも良いから戦争を止めてほしいという思いがあった。バイデンさんじゃできなかったからトランプ氏に希望を見出した」などと話した。
トランプ政権の閣僚について。今回はトランプ氏は周囲をイエスマンで固めることは間違いないとみられている。ただ適正な能力を持った人が要職を務めるかどうかには疑問が残る状況だという。