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米国・トランプ次期大統領が「カナダを51番目の州に」、「パナマ運河の返還を求める」と述べているのに続いて「グリーンランドも所有すべきだ」と主張。パナマ運河については近年、中国企業が港に出資するなどして中国が、中南米諸国との関係強化を図っていることから、その影響力が拡大することを警戒している。また、グリーンランドは米軍の基地がある他豊富な天然資源を有し戦略的に重要な場所。一方、島の大部分が位置する北極圏では中国やロシアが活動を活発化させていて米国の安全保障においても重要。米国の国益を最優先にさせるトランプ氏の方針が他国への挑発的な姿勢に表れているとみられている。ワシントン・ポストは「トランプ氏はモンロー主義を称賛していて外交原則にしている」と伝えている。モンロー主義とは南北米国大陸を米国の影響力圏とみなし米国以外の国に干渉させないとする考え方。この他、トランプ氏の発言は相手の国から何らかの譲歩を引き出すディールを見据えたものだとの分析もある。