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通航料が高すぎるとして「返還を求めることもあり得る」としたパナマ運河について米国・トランプ次期大統領が再びSNSに投稿した内容にパナマ側が反発している。カナダやデンマーク領のグリーンランドについても米国の一部にしたいとの趣旨の主張をして波紋を呼んだばかり。パナマ・ムリーノ大統領は中国軍の兵士がパナマ運河を管理しているというトランプ氏の主張を「ナンセンス」と一蹴した。改めて「パナマ運河はすべてパナマの主権下にある領土だ」と強調した。トランプ氏はこの数日、パナマ運河に対する不満をあらわにし「米国の企業から通航料をぼったくっている」として米国への返還を求めると主張している。そして、長年の盟友であるフロリダ州マイアミ・デイド郡のカブレラ郡政委員を駐パナマ大使に充てるとしている。また、「カナダは米国の51番目の州になるべきだ」、「デンマークの自治領グリーンランドも米国が所有すべきだ」と主張。これに対しグリーンランド自治政府・エーエデ首相は「グリーンランドは我々のものだ。売り物ではない」との声明を出している。