ゴゴスマ (ニュース)
米・トランプ大統領は18日、ウクライナ・ゼレンスキー大統領との会談の冒頭で、ウクライナが求めている「安全の保証」について「ヨーロッパが最前線にいるが我々も関与する」と明言した。一方で「一時的な停戦」について「必要と思わない」とも表明した。”恒久的な和平合意”を結ぶまで戦闘を続け時間稼ぎを図るプーチン大統領に同調するような姿勢を改めて示した形。その後、ヨーロッパ首脳らを交えた拡大会合を開き、「安全の保証」の方法などについて協議した。トランプ氏は一連の会談終了後、プーチン氏と電話で会談し、「プーチン氏とゼレンスキー氏による首脳会談の調整開始」と表明。2人での首脳会談が行われた後、”トランプ氏も交えた3者での会談を行う方針”としている。また、ロシア側はウクライナとの直接交渉について、代表者のレベルを引き上げる可能性をトランプ氏とプーチン氏が議論したと明らかにしている。会談後、ゼレンスキー氏は「安全の保証」について、「今後1週間から10日以内に何らかの形で文書化されるだろう」と説明した。この他に会談に参加したドイツ・メルツ首相は2週間以内にプーチン氏とゼレンスキー氏の会談が行われる可能性があると明らかにした。和平に向けた動きを見せる一方でロシアが占領する領土の取り扱いなど課題も。