ワールドビジネスサテライト (ニュース)
ウェストパームビーチでは共和党のトランプ氏が勝利宣言を行った。接戦と見られた中トランプ氏の優勢が報じられると株高とともに3ヶ月ぶりの円安となっているが、日本商工会議所の小林会頭は中国に進出している日本企業の立ち位置が微妙になるのではないかと懸念を示している。
池上彰氏と大統領選について伝えていく。大統領選は270人の過半数確保を目指す選挙戦となっているが、トランプ氏の勝利が確実視される状況となった。池上氏は返り咲きで大統領となるのは132年ぶり・全米で2人目という事となっていて、敗れた候補は電話で祝福するのが普通となっているが、今回はトランプ氏が勝利を一方的に主張する形となった。ウェストパームビーチのマールアラーゴ前には世界中からメディアが集まる様子が見られる。トランプ氏は国境の問題を解決すると掲げているが、主要メディアが当選確実を報じる前から勝利宣言は行われる形となった。想定よりも早い時期に決着が付く形となったが、背景にはトランプ氏が不法移民に厳しく対応することなどが評価された形と見られ、激戦州7州それぞれでトランプ氏が優勢となっていることから、支持は明かさずトランプ氏への支持を匂わせるに留めた隠れトランプが全米で相当数いたものと見られる。対するハリス氏は沈黙を続けているが、国民向けに演説をすると表明していてこれが敗北宣言のことと見られる。早い段階でトランプ氏が勝利するという結果に対し、メディアからも圧倒的な敗北などとの文言も出ている。ハリス氏の不法移民などを巡る主張には具体性がないとの指摘があり、2028年の大統領選に向けた改革論が持ち上がるなど混乱が見られる。