NHKニュース7 (ニュース)
カナダに対して圧力をかけてきたアメリカ・トランプ大統領。トルドー首相のことをたびたび“知事”と呼び揶揄してきた。こうした姿勢に、カナダ国民の間では、反トランプ、反アメリカの感情が広がっている。今月3日に公表されたインターネット上の調査では、店舗、またはオンラインでの“アメリカ製品の購入を減らした”と回答したのが、それぞれ60%以上。また、70%が“カナダ製品の購入を増やした”と答えている。こうした状況下で、9日に開票が行われるカナダの与党自由党の党首選挙。インフレへの対応などで支持率が低迷する中、1月初めに辞任の意向を表明したトルドー首相の後継を選ぶ。候補者たちは、アメリカへの報復関税といった対抗措置などを掲げて支持を訴えている。事前に登録した党員によるオンラインの投票は、日本時間のあす午前4時に締め切られたあと即日開票される。新たな党首はトルドー氏の辞任後に次の首相に就任し、アメリカと向き合っていくことになる。