NEWS23 sports23
プロ野球ドラフト会議まで、あと2日。注目は神奈川県の高校生。ナイジェリア人の父を持つ横浜隼人高校の沼井伶穏。最大の魅力は長い腕。リーチの長さは196センチで、186センチの身長を10センチも上回っている。豪快に投げ下ろすストレートは最速151キロ。強豪ひしめく神奈川でインパクトを残し一躍ドラフト候補となった。沼井には大きな目標がある。父の母国ナイジェリアには2024年7月現在、約355万人の難民がいるとされ(国連UNHCR協会より)、気候変動や紛争により水不足に悩まされている。自分のルーツであるナイジェリアにきれいな水を届けたい。小学生の頃に誓った決意が今も大きな原動力になっている。その夢を全力でサポートしてきたのが母・愛さん。沼井伶穏は「世界一の投手になりたいと思っているので、しっかりとプロ野球に行って結果を残して皆が認めてくれるようになったらメジャーの舞台にもチャレンジしたい」とコメント。沼井の憧れはダルビッシュ有だという。ドラフト会議はあさって。