石破総理大臣は与党が過半数割れとなった先月の衆議院選挙を総括する自民党の会合に出席し、選挙結果について「深く反省し、おわびする」と述べた。衆院選の結果を受け党内からは執行部の責任を問う声も上がり、今日の会合では石破総理に対し、身を引くべきだという厳しい意見も出たという。一方で「今は一致団結すべき」との意見も出ていて少数与党として厳しい政権運営を強いられる中、石破総理が今後、党内の結束を図れるかが焦点。国会では自民党と立憲民主党の国対委員長が会談し、予算案の審議などを取り仕切る衆議院の予算委員長を立憲民主党に割り当てることで合意した。予算委員長は石破総理大臣をはじめ全閣僚が出席する審議の進行などを務める重要ポストで野党が担うことは異例。国会運営の要となる議院運営委員長のポストは引き続き自民党が担うが衆議院選挙で与党が過半数割れとなったことで石破政権は厳しい国会対応を強いられることになる。